【明太子の豆知識】第22話【屋号】とかねふく社の由来
●屋号とは
江戸時代から使われている1種の記号 で、文字を知らないものでも、屋号を見れば、どこのものかが分かる様になっていたんです。
また、当時の庶民は姓が許されず、名前だけであったため、それぞれの家を区別するためでもありました。
●代表的な屋号
屋号には色々な種類があり、大別すると「カネ」「マル」「ヤマ」「カク」「ヒシ」等があります。「屋号」という言葉はあまり聞かなくなりましたが、見覚えや、聞き覚えのある屋号が多いですね。
【 東福水産】
今では「かねふく」という社名ですが、元々は屋号だったんです。
「かねふく」の前身である、東福水産株式会社が、東福の「福」に「┐(かね)」を付けたものを屋号として使用していた事に由来します。
【東福水産】
水産業界では、=東福水産であり、問題はなかったのですが、一般の人にはそうはなりません。 そこで屋号の呼び名“かねふく”を社名に変更しました。
屋号って分かりやくて便利なんだね
屋号は社名やブランド名として残っているんじゃ
【小話】
の屋号を使用されていた、大洋漁業株式会社は、「マルハ株式会社」へ社名を変更されました。(その後、株式会社マルハニチロ食品へ社名変更)