【明太子の豆知識】第19話 「明太子の親はどう利用されるの?
スケソウダラの卵は「明太子」や「たらこ」だけど、
親のスケソウダラはどう利用されているんだろう?
スケソウダラの
主な利用方法
その1.かまぼこ、ちくわ、カニかま等の練り製品
スケソウダラはすり身に加工され、それを利用して様々なかまぼこ製品が作られます。
その2.
白身の魚フライ
切り身(フィレ)に加工され、アメリカ・ヨーロッパでは魚フライとして食べられます。
・フィッシュアンドチップス
・ファーストフードのフィレオ・フィッシュ等
その.3
棒だら
天日で乾燥させて棒だらに。
昔、鮮魚が手に入りにくい内陸地方では貴重な保存食。
京都でお正月に欠かせない「芋棒」はえび芋と棒だらの炊き合わせです。
その.4
フィッシュミール(魚粉)
すり身や切り身を製造する時に除去される頭と内臓はフィッシュミールとして家畜や養殖魚の餌として利用されます。
その.5
チャンジャ
チャンジャは、鱈の胃袋を韓国の辛子味噌で和えたものですが、実は、スケソウダラとマダラのチャンジャがあり、韓国では主にスケソウダラの胃袋を原料として製品化されるものがほとんどです。
マダラの胃袋は大きいので加工に適していますが、
スケソウダラに比べてコリコリとした食感は足りません。
ちなみに、日本でも鮪(まぐろ)、鰹(カツオ)の胃袋や内臓を塩漬けし熟成した珍味(酒盗)が作られています。
このようにめんたいこの親「スケソウダラ」も
様々な方法で利用されているんじゃよ。